ジャンベ太鼓 縄文太鼓 茂呂剛伸

ジャンベ太鼓 縄文太鼓 茂呂剛伸

ジャンベ太鼓・縄文演奏家
自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムとアフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家。
「縄文太鼓の演奏と制作」を通じ、日本が誇る縄文芸術や縄文文化の素晴らしさを発信する活動を行っている演奏家である。

●縄文太鼓とは
約15,000年前から約2,500年前まで続いた縄文時代、とりわけ北海道の縄文時代は長く続き、続縄文時代とよばれている。
自然をコントロールすることなく狩猟・漁労・採集・栽培を上手に組み合わせて生活を営んでいた。彼らの自然に対する畏敬の念や自然との共生は、環境汚染やエネルギーなどの問題を招いた現在人が一番学ぶべき文化ではないだろうか。
茂呂の縄文太鼓は北海道江別から出土された約4,500年前の土器をモチーフとしている。出土する土器の中には上部に複数の穴の空いたものも発見され、専門家の中には穴を利用し皮を張り楽器として使用していたとのロマン的な仮説が登場した。
仮説の信憑性はさておき、茂呂はその縄文土器を復元し太鼓として演奏することを創造した。古の記憶を新たな創造性により現在に投げかけることで、産業革命以来我々が置き去りにしてきた大いなるアミニズムをその悠久の響きに語らせ続ける。

●略歴
2000 西アフリカ、ガーナ共和国に移住し、修行の日々を送る。
2005・2007 「融05、融07」ハンブルグ・パリオペラ座公演 東京・新国立劇場公演
2010~2011 青森県の依頼により「青森三内丸山遺跡」にて「縄文太鼓」の演奏を行う。
2011 横浜国際芸術祭(横浜トリエンナーレ)特別連携企画「banky art?」にて演奏。
2012 ベルリン在住のピアニスト福田ハジメとのユニットDJEMP(ジャンピ)を結成し、
CDメジャーデビューレコ発を札幌コンサートホールkitaraにて行う。
2013~14 2年連続で東京都美術館(上野)「Ezotic ART 蝦夷的藝術」にて演奏。
2013 60年に一度の出雲大社「平成の大遷宮」にて奉祝奉納演奏を行う。
2016 7月15日 南フランス アヴィニョン演劇祭教皇庁前庭にて演奏。
2016 11月1日~5日 北海道立近代美術館メイン展示室にて日本画岩橋英遠作「道産子追憶の巻」オマージュ公開作曲演奏会を行い、最終日には約40分の大曲を描くことに成功する。
2016 11月16日~26日 写真家 露口啓二と茂呂剛伸二人展をCAI02にて行い、ユネスコ世界遺産候補の北海道の縄文遺跡群にて採取した土で縄文太鼓を制作展示し、会期中は10日間毎日演奏会を行う。
2015~17 札幌市時計台ホールにて大晦日ジルべスターコンサートの総合演出を行い、大晦日だけで来館者3,000名を記録し、中国、台湾、韓国、香港、タイ、など外国人観光客600名以上がコンサートにも参加し大成功を収める。
2017 フランス・パリ日本文化会館にて縄文太鼓展示会と演奏会を開催する。
2018 フランス・パリ日本文化会館にてジャポニズム2018「縄文展」にて在フランス日本大使館の推薦を受け縄文太鼓演奏を行う。

●受賞
2010 「北海道陶芸展」新人賞

●個展 2011 札幌・北海道立近代美術館 サッポロ未来展「縄文太鼓」
2012 銀座・galleryQ「縄文DJEMBE」
2012 札幌・茶廊法邑「縄文太鼓」
2014 苫小牧市美術博物館「縄文太鼓」
2015 上野・東京都美術館「縄文太鼓」
2016 札幌・CAI02「露口啓二 茂呂剛伸二人展」
2017 パリ・日本文化会館「縄文太鼓個展」